5億年ぶりにはてなブログを開きました。
前回の更新はBALLISTIK BOYZの話。しかも1記事のみ更新でストップしているあたり自分らしくて草超えて森。
先日、日髙さんがIn My Eyes久々にやりたいなんて言ってましたね。やれ。今すぐやってくれ。ここに救われる命がある。頼む。
(そういえば武道館おめでとうございますすぎました。ANTI‐HERO'Sでなぜか大泣きし、Animalで爆沸きし、44とAATWとWAVIN’がないことにキレ散らし、PASIONで膝をいわせました。忙しいなおい。)
前回と変わらず彼らのことが好きではありますが、今回は別件のちょっと残しておきたい、久々に書きたくなった話をさせてください。
突然ですが「Rhythm with Signs」をご存知でしょうか?
すご~~~~~~~~~く端的に説明しますとアルゼンチンのSantiago Vazquez氏が編み出した100種類を超えるハンドサインを使い演奏を行う即興演奏法なんですが、
これがまあどえらいシステムでして。この演奏方法を使ったLA SEÑAS(ラセーニャス)というグループにハマっている今日この頃…という感じです。
↓よかったら見て
↓私の最推し
そのRhythm with Signsの始祖であるSantiago Vazquez氏が来日し、ライブやワークショップを行うという告知が出まして、そこら辺にいるただのヲタク(ステータス:超絶怒涛の一般人)の私でもわかる激アツ期間が開幕したわけです。
この期間(まだ続くけど)
一般人の私の人生の転機ともいえる期間になるようです。
一般人、6時間太鼓に触れる
11/10、川崎でSantiago Vazquez氏のワークショップ(以下WS)が行われました。
フルネーム打ち、ちょっと嫌なので以降でっけぇでっけぇ愛とリスペクトを込めて「バスケス」とお呼びします。呼び捨てとか言うなよ!!!こちとらでっけぇでっけぇ愛とリスペクトを込めてんだ。
ちなみに私ですが音楽経験はほぼ皆無です。太鼓が叩きたいと高校で吹奏楽部に入部したくせに3か月で辞めたのでロールもできません。
そんな私が6時間太鼓に触れてるって…もう意味わかんないですよね。
こうみえて(?)参加型イベントが苦手な私。過去に勇気を振り絞って行きたくねえ行きたくねえと喚きながら、会場の最寄りまで行って帰る!!と叫びながらLA SEÑASが参加していた"ドラムサークル"という参加型イベントに通っていたことがありました。
何で行ってたかって?その中にハンドサインレクチャーのコーナーがあって、それが見たかったんです。LA SEÑASみてたら理解したくなっちゃったんですよ。ハンドサインを。
理解したかっただけなのに、ある日はソロ演奏の指揮を振られ、目立ちたくないのに!!と許せない気持ちでひとりドコドコ慣れない太鼓をたたき、ある日はスタッフに諮られ前に出て指揮を振らされ、戦々恐々としたこともありました。ゴリゴリに参加しとるやないかい。(未だに夢にその光景が出てくるくらいにはドキドキした。)
そんな私なので参加したいが怖い!!でもバスケスのWSなんて今後うけれるかわからないじゃん…いやあ…でも…と大葛藤ののち、LA SEÑASのリーダーである織本さんに「初心者なもんで…見学でも参加していいすか…」と相談したところ「見学もOK!でもせっかくなら叩く方がオススメ!」との回答をいただき参加を決めました。織本さんってもしかして仏?五体投地で感謝した。
2h×3コマのWSで、最初1コマだけの参加予定が1コマ目の途中で楽しくなってしまい、結果全コマ参加してバチボコに太鼓叩いてました。怖。
感動ポイント①褒めというか認めるのがうまい
最初にアーティスト?音楽やる人どれくらい?とバスケスが参加者に尋ねるシーンがあったのですが、バスケスが「音楽経験ないよ~って人は?」と聞いたときにおずおず手を挙げたところ、こちらを見て「素晴らしい!ようこそ!安心してね!」的なことを言ったんです。この言葉とバスケスの優しい表情がどれだけわたしの緊張と場違い感を払拭してくれたことか!!!
LA SEÑASも見てて思うのですが褒めというか、承認欲求を満たすと言ったらいいのか、認めるのがすごいうまい印象があるんです。些細なことでも気づいたら褒める。しかもさらっと嫌味もなく、ネガティブな感情を溶かすようなことを投げかけてくれる。
大人になるとライブとか関係なしに「こんなはしゃいでいいのかな」という羞恥心が芽生えるんですよね。酒の力借りないとやってられん。(で、はしゃぎすぎて後悔する)私だけなのかなこれ。そうじゃないと信じたい。
LA SEÑASのライブでも十八番の「Feast」という楽曲があるのですが、指揮者であるさのさんのコール&レスポンスの指揮はそれをぶち壊してくれる。盛り上がっているメンバーの表情も、さのさんの笑顔と客席に向けるグッドサインも盛り上がっていいんだ!大きな声を出していいんだ!何も気にせず楽しんでいいんだ!と思わせてくれる。私はそんな風に思うのでこの曲とさのさんの指揮が大好きです。
これみてノレない人、いないと思う。踊れ。叫べ。恥なんて捨てろ!(誰?)
この曲がイベントで披露されたとき、LA SEÑASを初めて見る方が多かったのか、掛け声のところで盛り上がっているのが一部だけだったことがあって、その人たちがあっ…みたいなリアクションをしているように見えたのですが、その時さのさんがその盛り上がっているところをみていいぞ!もっとやれ!と言わんばかりに盛り上げていたのを見たことがあって、それが忘れられないんですよね。すげー褒めるじゃん!と、見ていて気持ちが良かった。個人的に楽しいだけじゃなくて、なんか見てていいな…と思う瞬間が多く生まれる曲である認識です。(あとさのさんの巻き込み力と盛り上げ力は本当にすごい。エンターテイナーすぎる。めちゃくちゃ尊敬しています。)
今までの人生驚くほど褒められた記憶がない。社会人になってむしろ嫌味と自己否定の言葉を浴びまくっている気がする。世知辛え…。
もしかしたらどこかで褒められているのかもしれない。でも、なかなかいいところに気づいても言葉にするのって難しいし、相手に褒められた!と思わせるのは難しいのかもしれない。
そんなとき、いつかのイベントのさのさんを思い出すし、良かった!と伝えたい時は超ドストレートでいいのではないか、ありがとうとごめんねと褒めは大げさなくらいがいいと思ったりするのです。
感動ポイント②言葉がいらない
100をも超えるといわれるハンドサイン。私も一部知ってはいましたが知ってたのと違う!というかバスケスの説明見てメンバーが1番感動してた(笑)
でも!叩けちゃう!なんで!怖い!教わってないよそれ!!
ハンドサインって言葉より言葉だった。バスケスは基本英語で話していたのですが純ジャパセルフ鎖国民ではあるものの、小中高大と習った英語より今日見たばかりのハンドサインの方が理解できるの、不思議でしかなかった。
(マジでこのWS、ハイパーウルトラわかりやす通訳の長野さんがいなかったら私理解できずに終わったと思う。足向けて寝れません。本当に大きな声で感謝を伝えたい。)
Rhythm with Signs、マジで楽しいです。やばい。流行らないのがおかしい。ゲームとしてなりたつ。きちんとルールがある。学生時代に出会っていたらRhythm with Signs部作ってたかもしれない。というか、部活であってほしいし大会あってほしい。絶対面白い。一緒に太鼓叩いたら友達~!とかいうようなキャラじゃないけど、普通に知らない人と太鼓叩いてそのあと会話するようになってるの。もう新入社員および入学してすぐの学生向けオリエンは全部これにしろ。
このあたりで楽しすぎて全コマ受講を決めました。1コマだけで帰ろうとしてた自分が恥ずかしいよ…。やるならちゃんとやろうね!!足りないよりやり過ぎた方がいいんよ!
感動ポイント③考え、伝える。
今回、演奏者側を体験しましたが、「最善を尽くす」「いまあるこの音楽に対して自分のできる最大限の努力をする」それが課題だったように感じます。
その課題に対し「今あるこのリズムにこのリズムを加えたら良くなるかも…」と考えます。でも考えてるだけじゃ指揮者にそのリズムは伝わらない。伝える努力をしなければならない。
ふと思ったんです。「私、もしや伝えるのが下手では…?」と。
こんな長文書いてるけど()緊張しいだから緊張してる感じが伝わってほしくなくてふざけないと人と会話できないし、ふざけすぎて家帰って基本反省会開くし、反省会した結果次あった時その人に対してすごいそっけない態度とったりするし…あ、待ってヤバイ自分が自分なのしんどくなってきた()
考えたとて、伝わらない。何かネガティブなワードが返ってくるに違いない。そう思って言うのが急に怖くなって言えないことも多い。シンプルに傷つきたくない。
でも、それじゃ意味ない。現状維持じゃなにも変わらないんだなとこの時に思えたんですよね。
この時に教わった伝える手段は実にシンプルで「あ、それでいいんだ。」という感じでした。
意外と思ってること、そのまま言葉にしてもいいのかもね。素直とシンプルが一番なのかも。と思いました。でも、それが一番難しいよね。
どれだけ考えても、伝えなきゃそれってないのも同然なんだ。とハッとさせられた瞬間でした。伝えてダメだったらまた考えればいいという開き直りの気持ちも芽生えつつ、バスケスの指揮はそれすらも良くなるよう仕向けてくれる指揮だったのがすごかった。安心感と寛容さが桁違い。人は認めれられると安心し、意見を出しやすくなるのかもとも思った。環境づくりも大事なんだな。
アイディアを引き出し、気づき、悪いものは取り除き、いいものを加えるといった、さらにいまやっている音楽自体をよくする働き。人を見る力、料理する力みたいなの…この力ある上司が欲しいし、私はこうなりたいと思わざるを得なかったです。
ちなみに「メソッドは非公開」らしいのでここでは書けません…。
わ~~きになるね~~!!参加者特典だね~~!!結局行った人が得するんだね~~!!これも学び~~!!!
↑こういうとこです。のちに反省会になるやつ。自戒の意味も込め残しておきます。未来の自分へ 苦しめ!!!!!!!ワハハ!!!
メソッドが書けないので、ぼやっとしてしまい恐縮ですが、指揮者は管理者としての、演奏者は社会人として大切なものがギュッとつまっていて、あのWSはいち社会人としてもかなり有益でした。下手なセミナーより良かった。もっとお金払いたいレベル。
マジで仕事の見方があの6時間で変わった。いままでの仕事の仕方、かなり アホらしくなりました。
社会人研修、バスケスとLA SEÑASがやってくれないかな。
私今度から尊敬する人聞かれたらSantiago VazquezとLA SEÑASの面々です。って大声でこたえることにするよ。もっといろんな人に知ってほしい。Rhythm with Signsも彼らも知られるべきだ。
是非今日は「Rhythm with Signs」という言語があることを覚えて帰ってください!
一旦終わり!多分これ続く!